油絵をはじめてから年月が経ち、小さな失敗をいろいろと繰り返して来ました。
描き続けることで学んだ、知っていればちょっとだけ役に立つ(?)豆知識をブログとして書いてみようと思います。
こんな方におすすめ
・油絵初心者
・油絵制作の裏側に興味がある人
絵具チューブ・オイルのキャップが固まるのを防ぐ方法

油絵具のチューブと各種オイルの瓶のキャップは放っておくと油分が凝固してかっちかちになります。
油絵を始めたての時はよく困りました。
予防策:キャップを最後まで締めない
思っているより本当に軽くキャップを占めるだけで大丈夫です。
半周もしくはキャップを占めずに被せるだけみたいな時もあります。
油絵初心者だったときは、「絵具や瓶=乾燥しない、こぼれないようにキャップを最後まできっちり締めておく」という固定概念がありました。
ただ、きっちり締めておくと時間経過とともに本当に固くなり手間取ります。
絵具チューブやオイル瓶を頻繁に持ちだしたり場所を移動しなければ、軽く締めるで十分だと思います。(もちろん移動を伴う際はしっかり締めてください。オイルは床にこぼすと泣きたくなると思います。)
誤ってキャップが固まってしまったときは
ガムテープを裏返して両面テープのようにし、それをキャップにぐるりと取り付けた上でキャップを回すと摩擦力が強くなり、ペンチなどの工具を使わずに開けられる場合があります。
たまに使う便利なテクニックです。
キャンバスの種類と値段

油絵といえばキャンバス(木枠に布を張り付けたもの)です。
このキャンバス、意外と奥が深く、メーカーや布の素材によってさまざまです。
キャンバスの素材
一般的なもので言うと、麻と綿があります。
素材によって伸縮性や耐久性、表面のテクスチャと描き心地などが違います。
制作する作品サイズや絵のスタイル、画家の考え方でどの素材のキャンバスを使うかは変わってきます。
ちなみに私は麻100%のキャンバスを基本的に使用しています。
綿のものより高価ですが、長いこと使われてきた伝統もあり耐久性や品質が高いものが多いです。
綿のキャンバスよりしっかり作られている傾向があるのと、なにより画面の質感や側面の処理などによって感じられる上品さが麻のキャンバスにはあります。
キャンバスの目の粗さ
キャンバスの表面の質感や描き込みのしやすさは、使用する布の目の粗さによって変わります。
細目(さいめ):糸と糸の間の隙間が一番小さいタイプ。表面が滑らかで細密描写向き。
中目(ちゅうめ):粗目と細目の中間。汎用性があります。
粗目(あらめ):表面の凹凸が大きい。厚塗りに適しているとされています。
さらにリアリズム系の細密描写などにおいては、細目や中目のキャンバスにジェッソというものを塗ってやすりがけを行い、表面をつるっつるにする場合もあります。
キャンバスの価格
一枚数百円~数千円程度するキャンバス。
綿のものだと無名のメーカーだったらAmazonでパックになっているものを買うと安くつきます。
私が使用している麻製のものに関しては、ネットで買うよりも画材屋の店舗で買う方が安い傾向があります。
画材屋によってはまとめ買いをすると割り引いていただける場合もあるので要チェックです。
ただ、販売されているキャンバスのメーカーは画材屋によって違うことが多いので、裏面の木枠に書いているメーカー名を控えて、いくつかの種類を見て回り、お財布と相談したうえで選択するのがいいかもしれません。
油絵の表面に付着するほこり対策
ここでいうほこりはエアコンの中や部屋の隅にたまるようなものではなく、糸状のとても細い1本のやっかいな繊維状のものです。
特に制作の最終段階では乾きづらい油を使用して描くので、細心の注意を払ってもどうしても小さなほこり・布の繊維が画面に付着するときがあります。
その時は毎回苦戦しながら除去するわけですが、今回はほこりの付着を防ぐために気を付けている2つの予防策を紹介します。
1つ目:ほこりを立てない
当たり前かのように思えますが、制作スペースの環境や着用している服の素材によって舞うほこりの量は違います。
なるべく制作スペースは清潔にした上で、ほこりが出にくいような衣服を着用するのは必須かと思います。
また掃除した直後や、大きな動きをした後だと空気中の気流にのってほこりが舞うので注意が必要です。
2つ目:描いた後はほこりが付着しないよう保管して乾かす
油絵は性質上、絵具が乾くまで数日かかります。乾くまでにほこりがついてしまうこともあるので、私は段ボールの箱にしまって数日間乾燥させます。
箱の中には絵具が乾燥するために必要な最低限の空気もありますし、箱の外だったらほこりが立っても関係ないので気兼ねなく放置することができます。
個人的に高さの低い段ボール、上から覆いかぶせるタイプの段ボール箱が便利です。
私は額縁を購入した際についてきた段ボール箱を使用しています。
さいごに
今回は技術書にはあまり載っていないような内容をピックアップして書いてみました。
どこかの同じ絵描きや油絵作品に興味がある方に届けば嬉しいです。



