Xの自動翻訳機能
Xがおもしろい。時間を溶かしすぎないように気を付けないとあっという間にどっぷりはまってしまうSNS。
そんなXが今年の3月ごろから新たに追加した話題の自動翻訳機能。
知らない方へ向けてご説明すると、
AIを活用した新しい機能により、海外ユーザーの投稿が自分が使用している言語に自動翻訳された上でおすすめにでてくるようになりました。
それにより国を超えたユーザーのやり取りがこれまで以上に盛んになり、まさに言語の壁が無くなっているような実感があります。(実際には大差ないもののアルゴリズムやフィードの仕組みの変更によりそう錯覚を起こしているだけかもしれませんが(・・;))
日本人だけでワイワイ楽しんでいた話題が海外の人も自然・シームレスに楽しめるようになり、反対に海外の面白い投稿もこちらへと日本語に翻訳された上で流れてきておもしろいです。
これまで海外のポストも翻訳したり、自分で日本語訳することも可能でしたが、そのためのコストを払わずとも外国語の投稿を楽しめているのが驚きで革新的だと思います。
言葉はどこまで伝えられるのか
長年この機能を実装するために自社AIのGrokを用いて、自然な言語やコンテキストの学習を進めてきたイーロン・マスク氏の計画性とそれをやりとげる部分には驚かされます。
実際目にする海外ユーザーの自動翻訳された日本語の文章は、我々が扱うような文章のようで数年前の、機械で翻訳しました感が気になりません。
ただ、まだ完璧ではない部分もあり、ニュアンスが欠けてしまう可能性や、感情などのその場のあつさが届かない場合もあると思います。
絵は翻訳されない表現
「文章」はその人が使用する言語によってそのものの見た目が変わります。
そのため書かれた文章を理解するには言語への理解がまず必要です。
私はアラビア語が一切読めず、学びやすいと言われているハングルも解読不能ですし、ほとんどの外国語はわかりません。
一方、「絵画」はみる人の言語によって絵画自体の存在は変わりません。絵画は翻訳不要の表現です。
絵画は実在する物質であり、中でも具象絵画というジャンルではだれでも分かるという分かりやすさがあると思います。美しい絵はどの国の作品でも美しいと感じます。美しい、いいな、かっこいい、素敵だ、そうやって人種や言語を超えて楽しめる表現は絵画のいいところだと思います。
すべては伝わらない
”分かりやすい”絵画も完全に情報が共有されるわけではなく、すべては伝えられません。
絵画をみる人がどう感じて何を考えるか、その思考のプロセスは普段使用する言語に影響されていると思いますし、絵画鑑賞には時に作者の出身国の文化や文脈などを知っておかないと分からない部分があったりと、受け手次第でその捉え方は変わる側面があります。
そんな中でも私が絵画という表現を選んで描くのは、その不確実さの中でも多くの人に楽しんでいただけるものだと思いますし、これまでの油絵の歴史の延長線で筆を握って描く自分の絵が純粋に自分を楽しませているからです。
自分の良いなと思う瞬間を絵画を通じて他の人にもいいなと思っていただければ素直に嬉しく幸せを感じます。そしてそう思えることが絵描きの醍醐味の1つだと私は思います。
Xで言語の壁がなくなっていく様を見ると、数年後にはどうなるのやらと期待と心配が同時に膨らみますが、いろいろと考えても心配の方が大きくなっていく性格なのでほどほどにして、自分の好きな絵を描いていきます!

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