こんにちは、梅山です。
この数週間で展示のDMやポスター、作品証明書などいろいろと印刷データを作って印刷会社に発注しました。(2026年5月~、作品に同梱する作品証明書と取扱説明書のデザインを一新しました。)
その時に使用したデザインソフトがAffinityです。
今回初めてAffinityを導入してみて様々な気付きがあったので、今後の自分のためにも備忘録として簡単に記録しておきます。同じ作家の方々も参考にしていただくと幸いです。
Affinityとは
もっと詳しい記事や分かりやすい紹介はたくさんネットに上がっているので、このブログでは簡単に、主観的にご紹介します。
Affinityは、デザインの作成や編集などに使用するPCソフトです。
無料デザインツールのCanvaに統合され、最近さらに使いやすくなって再登場したようです。
デザインや写真編集、製本用レイアウト機能なんかが丸っと入って、Adobe製品と同レベルの機能性なのに無料で使用できる、とってもありがたいサービスです。
私が使用した機能では、ほぼAdobeのillustratorと同じことが出来て、操作も2、3日で慣れました。とっても難しい凝ったデザインをするわけでも無いので、そんな自分には十分な機能です。
良いところ
・基本使用料無料
AIなど一部機能は有料ですが、ソフトダウンロード、操作は無料でできます。
正直、失礼ながら本当に無料なのか心配になるレベルでしたがサービス紹介や資料を調べることで無料提供に踏み切った運営さんの覚悟に驚き、感謝しました。
今後、有料プランに課金して恩返ししたくなっています。
・カーニングやトラッキング機能
無料デザインソフトでは標準搭載されていないことがほとんどの、文字詰めなどの機能。
テキストボックス1つだけで、その中のフォントを自由自在に編集できるのは本当にありがたいです。感謝です。
・細かな設定やその他便利な機能
テンプレを作って、CSVデータからテキスト流し込みをする機能などは、キャプション作りに便利でした。テンプレ制作には慣れなかったので苦労しましたが、今後ずっと活用できると考えると嬉しいです。
また、機能の7割くらいは使いこなせていません。それくらいできることがたくさんあるので、今後も少しずつ慣れていければと思います。
ちょっと残念だったところ
・自分のPCでは重たいデータを扱うのが厳しい
これはソフトの問題ではなく、自分のノートPCの問題なのですが、
ミラーレスカメラで撮影したRAWデータの現像はPCスペック的に厳しかったです。
(ノートPCのスペック参考:メモリ8GB、Intel Core i5)
CanonDPP4というソフトではなんとか現像作業ができていましたが、それがAffinityでは動作が重たすぎてほとんど何もできませんでした。
なので軽いデータを使ってきれいなデザインの印刷物を作りたいときにAffinityを使用する、という運用をしています。
・設定や使い方の情報がまだ多くない
刷新された今のAffinityではなく旧Affinity(Designer/Photo/Publisher)の情報がネットでヒットすることが多々ありました。
印刷会社によっては、まだ印刷設定の情報が整備されていなかったりしたので、注意と探りながら進めていく覚悟が多少必要です。
データ・書き出し時の設定
・アートボード作成時
塗り足しとマージンを上下左右に3mm設定したうえでアートボードを作成しています。
アートボードの端まで画像とかが無ければ塗り足しは要りませんが、アートボード作成時はどんなデザインにするか決まっていないことがほとんどなので、対応しやすいように毎回はじめに塗り足しとマージンを3mm設定しています。
塗り足し:裁断されて捨てられる部分。
マージン:印刷物の端から内側にかけての余白。マージンを3mmとってその内側に要素を配置しておけば文字などがちょんぎられてしまう事故を防げます。
・書き出し時(Windows版)
カラー画像を使用した印刷物を印刷会社のグラフィックさんで発注した時に使用した設定。
左上「ファイル」>「エクスポート」>「エクスポート」>PDF/X-4を選択。
その後、ウィンドウ右端に出る設定で下記画像のように設定し、指定のフォルダに書き出しました。
(なぜかicloudの同期フォルダに直接書き出せなかったので、一度デスクトップなどローカルに保存してから、ファイルを後で移動させました。)
これだったら問題なく発注・印刷できて、実物も綺麗でしたが、私はDTP、デザインのプロではないのでその点ご理解の上参考にしていただければと思います!



さいごに
いろいろと省略して不足もあると思いますので、実際の印刷は、印刷会社を決める→その会社のAffinityの推奨設定の資料を確認する→印刷データをつくる、という流れがいいかと思います。
(コンビニ印刷する場合は、そこまで神経質にならなくても大差ないかもしれません。)
5月になって初めてAffinityを導入し、たくさん使わせていただいたので今はよく覚えていますが、数か月とか期間が空くと忘れて思い出す作業が手間だと思ったのでメモ代わりにブログにしました。
なにかの参考になれば嬉しいです。
作品をご購入いただいた皆様へ
私の作品と一緒に同梱している印刷物は、絵の世界観や価値を損なうことが無いよう私がこだわってデザインしています。使用する紙質やフォントなどをいろいろ試行錯誤しています。少しずつデザインを変えたりしているのでリピーターの方には変わったとご心配させてしまう部分もあるかもしれませんが、変わりゆくデザインや違いに気付いていただき、その部分もお楽しみいただけると幸いです。


